経営改善ガイド

デイサービス(通所介護)の経営改善アクションプラン|30/60/90日計画テンプレート【2026年版】

開業から6ヶ月が経過し、事業の基盤が整ったデイサービスが次に目指すべきは、持続的な成長と収益性の改善です。本アクションプランは、日々の運営に追われがちな経営者が、戦略的に事業を伸ばすための具体的なロードマップを提供します。特に介護報酬改定や人材確保といった業界特有の課題に対し、「どう改善し、どう成果を出すか」に焦点を当てています。この3ヶ月計画を通じて、貴社のデイサービスを盤石な経営体質へと導きましょう。

改善フォーカス

ケアマネジャーとの連携強化による利用者獲得、及び介護報酬加算の積極的取得。

現状

利用定員に対する稼働率が伸び悩み、目標の80%を下回っている。介護報酬改定への対応が遅れ、取得可能な加算の一部を取りこぼしている可能性がある。特にケアマネジャーへの定期的な情報提供や営業活動が十分にできておらず、新規の紹介件数が減少傾向にある。

目標

90日後には稼働率を80%以上へ改善し、利用者一人あたり単価を6,500円/日以上に向上させる。また、主要な介護報酬加算(個別機能訓練加算、口腔機能向上加算など)を確実に取得し、ケアマネジャーからの紹介件数を月10件以上へ安定させる。

全体進捗: 0/9 完了

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30日目標

経営の現状を正確に把握し、改善の優先順位を明確にする。特に稼働率向上に向けた第一歩を踏み出す。

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介護報酬加算取得状況の総点検

担当: オーナー期限: 30難易度:

稼働率データと送迎ルートの分析

担当: オーナー期限: 20難易度:

ケアマネジャー向け情報資料の作成

担当: オーナー期限: 30難易度:

60日目標

分析結果に基づき具体的な改善策を実行し、ケアマネジャーとの関係性を深めることで利用者紹介を促進する。

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ケアマネジャー訪問と情報交換の実施

担当: オーナー期限: 60難易度:

個別機能訓練計画の見直しと実施状況確認

担当: スタッフ期限: 60難易度:

レクリエーション内容の多様化と満足度調査

担当: スタッフ期限: 50難易度:

90日目標

実行した改善策の効果を測定し、成功した施策を標準化・定着させる。長期的な経営安定化に向けた土台を築く。

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稼働率および利用者単価の最終評価と次の一手

担当: オーナー期限: 90難易度:

ケアマネジャー連携定期化とフィードバック体制構築

担当: オーナー期限: 90難易度:

介護職員の業務負担軽減と定着率向上策の検討

担当: オーナー期限: 90難易度:

成功指標

  • 稼働率80%以上を継続的に達成しているか。
  • 利用者一人あたり単価が6,500円/日〜8,000円/日を維持しているか。
  • 主要な介護報酬加算(個別機能訓練加算、口腔機能向上加算など)を確実に取得し、介護報酬請求返戻率が3%以下であるか。
  • ケアマネジャーからの紹介件数が月10件以上を安定的に維持しているか。
  • スタッフの業務負担が軽減され、利用者へのケア品質が向上しているか。

リスク要因

  • 介護報酬改定の動向: 予測困難な改定が収益計画に大きく影響を及ぼす可能性。特に基本報酬の引き下げや加算要件の厳格化には迅速な対応が不可欠。
  • ケアマネジャーとの関係性悪化: 適切な情報共有や営業活動が不足すると、紹介件数が激減し、稼働率が大きく低下するリスク。他施設との競争も激しい。
  • 介護職員の採用難と離職: 人件費率がコストの大部分を占めるため、職員の定着が困難だと、サービス提供体制が維持できず、事業継続が危ぶまれる。

プロのアドバイス

  • 『LIFE』活用の徹底: 科学的介護推進体制加算の取得に不可欠なだけでなく、LIFEへのデータ提出とそのフィードバックをケアプランや個別機能訓練計画に活かすことで、サービスの質向上と利用者満足度向上に直結します。
  • ケアマネジャーを「パートナー」と捉える: デイサービスの利用者獲得はケアマネジャーに大きく依存します。単なる営業ではなく、ケアマネジャーの困りごとを解決する視点で情報提供や提案を行い、強固な信頼関係を築くことが最も重要です。
  • 『リハビリ特化型』への転換も視野に: 地域のニーズや競合状況を鑑み、機能訓練指導員を増員し、より専門的なリハビリを提供できる『リハビリ特化型デイサービス』への転換も、利用者単価と稼働率を向上させる有効な戦略です。
  • 送迎は「質の高い第一印象」: 利用者にとって、送迎はデイサービスの「顔」です。単に移動させるだけでなく、安全で快適な送迎を提供し、スタッフが笑顔で声かけを行うことで、利用者の満足度向上と継続利用に繋がります。送迎車両の清潔感も重要です。
  • ICT導入で業務効率化と加算取得: 介護ソフト(カイポケ、ほのぼのNEXTなど)やタブレット端末、見守りセンサー等のICT機器を積極的に導入することで、記録業務の負担軽減、情報共有の迅速化、そして特定事業所加算など加算取得の要件達成にも貢献します。