経営改善ガイド

保育園・託児所のKPIダッシュボード|業界平均と比較できるテンプレート【2026年版】

開業6ヶ月を過ぎ、日々の運営に追われる中で「うちの園は、果たして順調に成長しているのだろうか?」と疑問に思うことはありませんか?このKPIダッシュボードは、あなたの保育園・託児所の経営状況を客観的に把握し、「どう伸ばすか・どう改善するか」を明確にするための羅針盤です。業界平均と比較しながら、具体的な数値目標を設定し、成長への道筋を描きましょう。日々の業務に埋もれず、未来を見据えた経営改善をサポートします。

使い方

  1. ステップ1: 現在の数値を計測・入力し、あなたの園の現状を把握する。
  2. ステップ2: 業界平均と目標値と比較し、特に改善が必要なKPIを特定する。
  3. ステップ3: 各KPIの現状と目標値のギャップを埋めるための具体的なアクションプランを策定する。
  4. ステップ4: 定期的に数値を更新し、改善アクションの効果を検証しながら、PDCAサイクルを回す。
  5. ステップ5: 季節変動や外部要因も考慮し、柔軟に目標値やアクションプランを見直す。

園児稼働率

重要度:

売上向上

定員に対する実際の園児数の割合。収益の柱となる最も重要な指標です。閑散期や感染症流行時も考慮し、高水準を維持することが求められます。

業界平均
85-98%
目標値
95%
%
算出方法: (在籍園児数 ÷ 定員数) × 100測定頻度: 月次

保育士定着率

重要度:

人材管理

一定期間内に勤続した保育士の割合。採用難が続く業界において、保育の質維持と採用コスト削減に直結します。働きがいのある環境づくりが重要です。

業界平均
85-90%
目標値
90%
%
算出方法: (期間終了時の在籍保育士数 ÷ 期間開始時の在籍保育士数) × 100測定頻度: yearly

新規入園児数

重要度:

売上向上

特定の期間内に新しく入園した園児の数。継続的な成長には、安定した新規園児の確保が不可欠です。地域の需要と競合状況を分析しましょう。

業界平均
月間1-5名(規模による)
目標値
月間3名
算出方法: 該当月の新規入園児数の合計測定頻度: 月次

保護者満足度 (NPS)

重要度:

顧客管理

保護者が園を友人や知人に薦める可能性を測る指標。信頼獲得が重要な認可外施設にとって、口コミによる評判は園児募集に大きく影響します。

業界平均
+10〜+40
目標値
+30
Score
算出方法: (推奨者の割合 - 批判者の割合)測定頻度: quarterly

延長保育利用率

重要度:

売上向上

延長保育サービスの提供時間帯における利用園児の割合。追加収入源となるだけでなく、保護者の利便性向上にも寄与します。利用状況を分析し、最適なサービス提供を検討しましょう。

業界平均
15-30%
目標値
20%
%
算出方法: (延長保育利用園児数 ÷ 在籍園児数) × 100測定頻度: 月次

保育士一人当たり担当園児数

重要度:

オペレーション改善

保育の質と安全性を測る指標。法令基準より手厚い配置は、保護者へのアピールポイントとなり、保育士の負担軽減にも繋がります。数値目標は法令基準以上。

業界平均
法令基準以上
目標値
法令基準より手厚く(例:0歳児 2.5名に1人)
算出方法: 在籍園児数 ÷ 保育士数測定頻度: 月次

人件費率

重要度:

コスト削減

売上に対する人件費の割合。保育園経営において最も大きなコストであるため、常に適正値を維持することが経営安定化に不可欠です。業務効率化による残業削減も重要です。

業界平均
60-75%
目標値
65%
%
算出方法: (人件費合計 ÷ 売上高) × 100測定頻度: 月次

食材料費率

重要度:

コスト削減

売上に対する食材料費の割合。給食提供がある場合、食材の仕入れ管理やメニュー最適化がコスト削減に繋がります。アレルギー対応なども考慮しつつ、効率的な運用を目指します。

業界平均
5-10%
目標値
7%
%
算出方法: (食材料費合計 ÷ 給食関連売上高) × 100測定頻度: 月次

営業利益率

重要度:

売上向上

売上に対する営業利益の割合。事業全体の収益性を表す最も重要な指標の一つです。持続可能な経営のためには、安定した利益率が不可欠です。

業界平均
3-10%
目標値
8%
%
算出方法: (営業利益 ÷ 売上高) × 100測定頻度: 月次

問い合わせから入園までの転換率

重要度:

売上向上

園への問い合わせ件数に対する新規入園児数の割合。園見学や説明会の効果測定、募集プロセスの改善点洗い出しに役立ちます。

業界平均
20-40%
目標値
30%
%
算出方法: (新規入園児数 ÷ 問い合わせ件数) × 100測定頻度: 月次

保育士一人当たりICTシステム利用時間削減率

重要度:

オペレーション改善

コドモンやルクミーなどのICTシステム導入により、保育士の事務作業時間や連絡業務がどれだけ削減されたかを示す指標です。業務効率化と働き方改革に直結します。

業界平均
10-20%
目標値
15%
%
算出方法: ((旧作業時間 - 新作業時間) ÷ 旧作業時間) × 100測定頻度: quarterly

事故・ヒヤリハット報告件数

重要度:

オペレーション改善

園内で発生した事故やヒヤリハット事例の報告件数。件数自体を下げることも重要ですが、報告・共有体制が機能しているかどうかの指標でもあります。ゼロを目指すのはもちろん、報告の質も重視しましょう。

業界平均
月間0-3件(規模による)
目標値
月間0件
算出方法: 該当月の事故・ヒヤリハット報告件数の合計測定頻度: 月次

保育カリキュラム満足度

重要度:

顧客管理

保護者が提供される保育カリキュラム(知育、運動、情操教育など)にどれだけ満足しているかを示す指標です。園の特色や教育方針への共感度を測ります。

業界平均
4.0以上(5段階評価)
目標値
4.5
Score
算出方法: 保護者アンケートの平均点測定頻度: biannually

保育士一人当たり研修時間

重要度:

人材管理

保育士の専門性向上とモチベーション維持に不可欠な研修への投資度合いを示す指標です。質の高い保育提供と定着率向上に寄与します。

業界平均
年間10-20時間
目標値
年間15時間
時間
算出方法: 年間研修総時間 ÷ 保育士数測定頻度: yearly

欠席・早退による園児数変動率

重要度:

オペレーション改善

感染症の流行や季節性イベントなどによる、日々の園児数の変動幅を示す指標です。食事の準備や保育士の配置計画に影響するため、季節性や傾向を把握することで効率的な運営に繋がります。

業界平均
5-15%
目標値
5%
%
算出方法: (月間平均欠席・早退園児数 ÷ 月間平均在籍園児数) × 100測定頻度: 月次

危険信号

園児稼働率: 85%を下回る

緊急の園児募集キャンペーンを企画し、園見学や体験保育を強化。保護者へのアンケートで不満点を洗い出し、サービス改善を急ぐ。

保育士定着率: 60%を下回る

保育士へのヒアリングを強化し、離職原因を特定。給与体系・福利厚生の見直し、ICT化による業務負担軽減、メンター制度導入などを検討する。

保護者満足度 (NPS): +10を下回る

保護者懇談会や個別面談を増やす。園の対応やカリキュラムに関する不満を深く掘り下げ、早急に改善策を実行し、保護者への丁寧な説明と改善状況の報告を行う。

人件費率: 75%を超える

業務フローの見直しによる残業時間削減、シフトの最適化、ICTシステムのさらなる活用による事務作業効率化を徹底する。中長期的な観点から、適正な人員配置を再評価する。

営業利益率: 1%を下回る(または赤字)

全費用の見直し(特に消耗品費、イベント費、修繕費)。延長保育などの付加サービスを強化し、単価アップや利用促進を図る。自治体の補助金制度を再確認し、活用を検討する。

事故・ヒヤリハット報告件数: 月間3件以上が続く

緊急で安全管理研修を実施。園内の危険箇所を再点検し改善。過去事例を分析し、再発防止策を徹底する。保護者への透明性のある情報開示と説明責任を果たす。

データソース

当社のコンサルティング実績、厚生労働省発表の統計データ、業界団体の調査報告書、及び提携する保育園運営ソフト(コドモン、ルクミー)が持つ匿名化されたデータに基づいています。